感染防止対策強化
新型コロナウイルス感染症の影響で、観光施設の休館、休園が全国で相次ぐ中、感染防止策を強化しながら営業を再開する観光施設が出てきた。
沖縄美ら海水族館(沖縄県本部町)は、2日から臨時休館となっていたが、16日に営業を再開した。サーモグラフィカメラによる体温チェックや消毒液の設置、換気や清掃の強化のほか、来場者に互いの間隔を空けるよう要請するなど感染防止策を講じている。
ただ、ショーや体験学習、解説などのプログラム、レストランのビュッフェは中止。タッチパネルや手を触れる展示物の利用も中止している。
テーマパークのハウステンボス(長崎県佐世保市)は、2月29日から休園となっていたが、感染防止策を強化した上で、16日に屋外施設などの営業を再開した。屋内施設などは休止を継続し、4月4日の花火大会は大型イベントに当たるとして中止を決定した。
感染防止策では、サーモグラフィカメラの設置、来場者へのマスク推奨、接客を担当する従業員のマスク着用など。営業の全面再開に関しては、政府の発表など状況を見ながら慎重に検討するとしている。